メガネにとって必要不可欠な「調整」とは
みなさん、こんにちは。
月島のアイウェアショップ「ダウンタウン」の中山です。
メガネを購入した際、本来どんな方にも必要となることがあります。それが「調整」です。そもそもメガネに「調整」が必要ということをご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば、海外旅行先のブランドブティックでサングラスを購入した時、そのままの状態でサングラスを渡されてかけていることはありませんか?
結果、下がってきてしまったり、きつくて頭が痛くなったりという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こういったお悩みは実は「調整」によって解消できます。
「調整」にはいくつかのポイントがありますが、大きく分けると2つの要素で構成されています。見え方に影響が出てくる部分と、かけ心地の部分です。この2点を同時に実現することで正しく「調整」ができたということになります。
まずは見え方に影響する点で正しく「調整」がなされていない問題点をご説明します。一つは、メガネが斜めにかかってしまっていることです。度付きのレンズには、光学中心という一番見えるポイントが存在します。メガネが斜めにずれているとそのポイントが左右で違ってきます。そのため左右で異なる見え方になってしまうため、メガネは目に対して平行であることが重要です。
二つ目は目とレンズの距離が左右で異なってしまっている場合です。目とレンズ間の距離を12mmとする、これが当店の基準です。検査時にこの12mmという距離をベースに度数の測定を行っています。そのためその距離が、右目だけレンズに近づけば、度数は強くなってしまいますし、左目が離れてしまえば度数は弱くなってしまいます。そのため、左右のレンズと目の距離は両方とも等しくなければいけません。
次に掛け心地の部分です。大きく分けると、幅、つるの曲げ位置、そしてパッドがついている場合はパッドが鼻にしっかり当たっているか、という3点が大切なポイントとなります。幅に関しては、誤解されている方も多いのですが、キツければ良いというわけではありません。キツくしてしまうと押し出されてかえって下がりやすくなることがあります。ですので、顔に対して食い込まず、コメカミ付近から隙間が空いていない、お顔にツルの最後尾が自然に触れている状態が理想的です。
次につるの曲げ位置ですが、これは耳の後ろに多分の隙間がなくピタッと沿った状態が望ましいです。隙間が空きすぎているとその隙間によってメガネは下がってしまいますし、曲げ位置が手前すぎてもその曲げている部分が耳の後ろに強く当たり痛みを感じてしまいます。
最後にパッドに関してです。パッドは幅と角度がとても大切です。しっかりお鼻に対して面で接していること、お鼻に接する位置からメガネが下がらない幅になっている、この2点が基本となります。
ここまで長々とご説明してまいりましたが、「調整」に関しては論よりも是非一度お試しいただきたいと考えております。手前味噌ながら私の「調整」は多くのお客様からご好評をいただいています。これまでメガネのかけ心地にしっくり来ていなかった方、満足していなかった方、是非ダウンタウンへお越しください!
また、ご購入時にしっかりと「調整」をした場合でも定期的にメンテナンスは必要となります。その際には再度「調整」を行いますのでこちらもお気軽にご相談くださいませ!
YUSUKE NAKAYAMA
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